胆道閉鎖症と突き進むおかあのブログ

生後2ヶ月で難病と診断された私の今と今までの事

ずっとが出来るだけ続きますように


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寝る時に、電気を消した部屋でしばらくしてから息子が

 

お母さん、僕より先に死なないで

 

と言って少し泣きながらしがみついてきました。

この数日、体調が優れなくて横になる事が多かった私を見て不安に感じたのでしょうか。

 

体調が優れない時に私は、自分の身体への不安より先に、息子の事が心配になります。

例えば私が死んでしまったら、まだ幼い息子にとって両親を亡くすという事がどれだけ寂しい事なのだろうか。

それを考えると胸が苦しくてやり切れなくなります。

 

息子には息子の人生があるのだけど、せめてもう少し大人になって友達や信頼できる人が周りにいる様になるまでは、欲を言えばせめて息子が自分の力で生活ができる様になるまでは、どうにか生きていたいと願うばかりです。

 

そして万が一の事がいつあってもいい様に、いなくなっても息子が安心して生活できる様に、少しでも金銭的な貯えを残しておきたいと考えています。

 

それが私が働き続けるひとつの大きな理由です。

 

しんどくて休んでいたい時もあるけれど、自分の子供に少しでも有利に働く様に動こうと思うのは、私が親である以上必然の事なのだと思います。

 

私だけじゃない。

どんな事があっても立ち止まれない、

そんな意志を持って歩き続けている人がいるという事。

 

ひとり親の貧困問題については近年よく取り上げられる話題で、今はそれを支援しようとしてくれる人たちがたくさんいて、それは本当に有難い事で、そんな素晴らしい人たちに心から尊敬の念を抱いています。

それと同時に、ひとり親のもう1つの闘いが重責と孤独という内面的な場所にあるのも、もっと多くの人に知ってもらいたいなと思います。

 

私のストレスフルのせいで、親子関係は上手く行ってるとは言えない状況が続いていて、それを自覚している故にますます毎日自分の情緒管理に藻掻いていました。

 

息子を抱き返して

 

大丈夫、ずっと一緒だよ

 

そう言ったけれど、いつかその約束は守れなくなる日が来てしまうなあとぼんやり考えて、すごく寂しくなりました。

それはみんなそうなのだけど、改めて考えると、もっと息子との時間を大切にしないといけないなと思いました。