胆道閉鎖症と突き進むおかあのブログ

生後2ヶ月で難病と診断された私の今と今までの事

部分的脾動脈塞栓術

部分的脾動脈塞栓術。

今回私が受けた処置のひとつです。

 

簡単に言うと大きくなった脾臓を小さくする手術で、開腹をせずにカテーテル脾臓まで渡しゼラチンスポンジの様なものを脾臓に詰めてその部分の細胞を壊死させる、というものらしいです。

 

私の場合は門脈圧亢進症による脾腫の治療が目的でした。

治療は一般的には1~2時間程度、カテーテルを入れる鼠径部の局部麻酔で行います。

因みに私は1時間半くらいでした。

 

初めに鼠径部に麻酔を打ちますが普通の注射程度の痛みで、その後処置の間は痛いことはありません。

数分ごとに造影剤の投入があり、その度に息を吸ったり止めたりの指示があります。

 

麻酔の影響なのか途中でウトウトしてしまい、部屋が寒いのと空腹の狭間で唐揚げ食べてる夢見ました🎉

 

そして先生の終了の合図の少し後に鼠径部の止血のため強めに手で押さえられますが、それが突然でめっちゃ痛くて目が覚めました。

15分位そのまま止血です。

 

先生や看護師さんが片付けをしながら

「7割くらい入れたから後から結構痛むかも~」

と捨て台詞の様に言われ病室に帰りました。

 

そして1時間くらいすると・・・

激痛っっっっっっっ!!!!!!!!!!!!

 

えっ
聞いてませんけど!?
何コレ、何コレ!?

 

微塵も動けないレベルの痛みに突然襲われ、強めの鎮痛剤を点滴で打ってもらって(医療麻薬)ようやく少し和らぐものの、効果はあっという間に消えてまた激痛!

 

陣痛を思い出しました💦

が、陣痛と違って果てが見えないので全く耐えられない💦

 

喋るのもやっとなくらいで、40度近い熱と嘔吐に見舞われ意識も朦朧。

「簡単な手術」とは言え手術は手術だ・・・とぼんやり思いました。

 

先生も我慢しないで鎮痛剤をという方針だったので鎮痛剤を絶え間なく点滴してもらいましたが、来る看護師さんがみんな口を揃えて
「この鎮痛剤すごく強いけど大丈夫?」
と言っていたので途中で少し不安になりました。

けど他の鎮痛剤が全く効かず結局それを丸2日ひっきりなしに投与し続け、ようやく少し喋ったり意識がハッキリしてきました。

 

その後2週間くらいはその鎮痛剤がないと起き上がって動く事ができないくらいの痛みが続いて、寝る時も仰向けから少しでも動くと痛みで目が覚めたり、痛みと熱で食欲もなく、テレビすら見る気力も起きず、フラフラな毎日でした。

 

2週間を過ぎた頃から痛みは少しずつ和らいで来ましたがら1ヶ月ちょっと経った未だに、歩く時に響いたり横を向いて寝ると痛んだり、これは長期戦だなと思っています。

 

痛みは脾臓を埋めた大きさによって2週間くらいでだいぶ落ち着く人もいる様ですが、こうしてロングランな私の様なパターンもあるので、これからこの処置を受ける予定の方に読んで頂けたら嬉しいです。

 

私は先生の

「全然痛くないよ~(手術中は)!」

の(手術中は)←の部分が汲み取れていなく、激痛に見舞われた時には「何だよ話が違うじゃないか」と少しイラッとしました。

 

この痛みがいつまで続くのか正直不安ですが、自分の身体をもって実験でもしてると思って気長に観察するとします。

 

 

 

いろの