胆道閉鎖症と突き進むおかあのブログ

生後2ヶ月で難病と診断された私の今と今までの事

子供に期待するという親の役割

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昨日は1ヶ月ぶりの息子との再会でした。

お調子者でやんちゃ、とにかく明るい息子らしくヘラヘラしながら私を迎えてくれました。

 

親ながら思うのですがうちの息子はかなり頑丈です。

肉体的にも精神的にも。

私は自分が病気の身なので息子が産まれる時に、心からただただ元気であればいい、それだけを願いました。

未だにその想いは変わりません。

息子は見事にその想いを汲んで育っています。

 

子供というのは不思議なもので、きちんと親の思いを汲んで成長していると思います。

例えば本当に幼い子供が、サッカー選手になりたい!!なんて言ってる時。
そこにはサッカー好きの親御さんの期待が影響している事がよくあると思います。

 

期待をして子供に目標を与えてあげるのは、親のひとつの役割なのかなと最近思います。

ただ難しいのは、その年齢とバランス。

 

私の場合ですが思春期頃からやりたい事をやらせてもらったという記憶があまりありません。

しかし母に聞くと私がやりたいと言った事は全部やらせた、そう言います。

思い返せば確かに英会話や塾、絵画、お勉強系の事は何でもやらせてもらえました。

私がそういった事をやりたいと言うと母はいつも嬉しそうにしていました。

 

母からすれば病弱でテストの成績が良い私には、学問の道へ進むのがベストだと考えていたのだと思います。

でも実は私はスポーツの道に進みたいと思っていました。

中学生の頃バスケットボールをやっている姉に憧れて、病院の先生や母の反対を押し切り私はバスケ部に所属していました。

それなりに強い学校だったので将来はその道に進みたいとひっそり思っていました。

 

でも絶対に口にできませんでした。

母がそれを望んでいないのを感じていたから。

 

それ以外にも諸々とやりたい事が浮かんでも、自分の中だけに閉まって母が喜びそうな事だけをやりたいと言う様になっていました。

 

親がやって欲しい事と子供が真実にやりたい事は一致しない場合も当然あると思います。

子供がやりたいと言っている事が本当にやりたい事なのか、それともただ期待に応えようとしているだけなのか。

見極めは難しい所だと思いますが、子供を苦しめる程のすれ違いになっているのは考えものだと思います。

 

もちろん親の期待に応えることで道を開いて行く人もたくさんいると思います。

渦中にいる時はお互いどちらなのか認識していない事も多いでしょう。

でもどちらかが違和感を感じた時にきちんと話し合える環境である事が大切だと思います。

 

私の場合は出来るだけ子供がプレッシャーになるほどの期待をしない様に気をつけたいと思っているのと、すれ違った時でもすぐに修正できるようにいつでも子供の話を聞ける親でありたいと思っています。

 

というかむしろ今のところ本当に、元気だったら何でもいい!スタイルの子育てなので、逆に少しは何か期待してあげた方がいいのかななんて思う時もあるくらいです。

 

この先もう少し彼の性格が確立して見えて来た時、彼に私と同じ思いをさせない様にしたいなと考えています。

 

子育てに正解はないし人それぞれですが、私は何より私自身が息が詰まらないように、家族がいつも心から笑っていられる様に、意固地にならずゆるっとやっていこうと思います。

 

 

いろの